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大森八幡支部会員の皆様へ

 

5月度感謝会おめでとうございます。

お陰様で第85回三聖地巡拝も無事に行われました。大森八幡支部も6名参加させて頂きました。例年より気温が低く、雨も少し降りましたが、どこも桜が咲き誇り、まさに花に迎えられ花に送られる巡拝となりました。ありがとうございました。

季節は春から初夏へと移り、新緑が美しさを増しております。

皆様、お元気でお過ごしでしょうか。

 

 

 今月は金剛様から「鳥獣虫魚樹木草にいたるまでの万霊を祭るのは、万物の霊長としての人間の義務なんだ。」とみさとしを頂いております。

 このみさとしの出典は、金剛様から直接ご指導を頂いた先人たちの体験がまとめられている「恩愛の絆」というご本の中からです。国内に解脱会の支部は300ほどありますが、その中でも最も早く拝命を受けて支部になったのが中野支部。その初代支部長である大塚スイさんの二女、小川幸子さんが、金剛様から頂いた教えです。幸子さんのお姉さんは幼い頃から虚弱体質で、次第に食べ物が通らなくなり、日に日にやせ細っていく姿を見た知人が大塚スイさんに紹介して下さったのが金剛様でした。

初めて金剛様にお会いした大塚スイさんに、金剛様は、大塚家の守護神である稲荷がつぶれていること、何のお給仕もお掃除も、もちろんご挨拶もしていないことを見抜かれて、稲荷様に真心を尽くすこと、お掃除お給仕をきちんとさせて頂き、ご守護頂いている事のお礼を申し上げる事をご指導下さいました。それから幸子さんのお姉さんはすっかり元気になり、その事をきっかけに母親と共に金剛様のもとに通って勉強を重ねた幸子さんがご指導いただいた一つが、今月のみさとしです。

 

 私たちの命は、遠い昔から、一人も途切れる事無く今に繋いで来て頂いたものです。それらの命に、私たちは果たしてどのくらい感謝申し上げているでしょうか。また、一人の命が誕生し、生かされる日々は、衣食住のお陰が無ければ生きられません。それらすべては、鳥獣虫魚樹木草によるものです。数えきれないその命に、私たちはどれほどの感謝を申し上げて来たでしょうか。

 

 

 御霊地に祀られている三建碑の一つ、萬霊魂祭塔(よろずみたままつりとう)は昭和11年に建立(こんりゅう)されました。萬霊魂(よろずみたま)とは、宇宙全体の「生命の本体」という意味があり、さらに生命誕生以来、途切れる事無く生命が受け継がれて現在があります。金剛様は、太古以来、今日まで数多くの有縁無縁万霊、鳥獣虫魚樹木草すべての霊魂のお陰様で現在の私たちがある事を教えて下さいました。そして、その萬霊魂(よろずみたま)に感謝申し上げ、敵味方に関係なく、怨親平等(おんしんびょうどう)の供養もさせて頂く事で世界平和をも祈られたのです。

 

 間もなく第186回春季大祭です。春季大祭は万物の芽生えに感謝する大祭です。御霊地に参らせて頂き、あらためて萬霊魂祭塔に太古以来の有縁無縁万霊、鳥獣虫魚樹木草の霊に真心から感謝申し上げ、大切なそれらの命を頂いていればこそ、少しでも世のため、人様のためにお使い下さいと祈らせて頂きましょう。

 

 

 

令和7年5月1日   大森八幡支部  関僚子

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