top of page

​洗足池弁財天の由来

​●洗足池弁財天

(せんぞくいけべんざいてん)

​​弁財天とは、あらゆる生命の源であり、水を守る神様です。水なくして私たちの生命、生活を営む事は出来ません。私たちはこの事に日々感謝していく事が大切です。

「洗足池弁財天」は洗足池の守護神であられ福徳財宝・芸能の神として知られております。ご当地、南・北千束がまだ純然たる農村であった大正の末頃までは、池辺の一角に弁財天の小さな祠がありましたが、風雨にさらされ、やがて朽ち果ててしまいました。

 

その後、昭和八年、洗足池畔の発展とともに、地元の人々から声が上がり、この池を中心とする「洗足風致協会」が設置され、その事業の一つとして、洗足池に新しい島を造り、弁財天の社殿を造営し、神霊を鎮祀したのであります。

 

御祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)であります。また、千束八幡神社 宮司様を祭主として、毎年5月には「洗足池弁財天例大祭」を開催しております。解脱会東京第四教区は、この例大祭の奉賛に、第一回よりお使いいただいております。

●放生会(ほうじょうえ)

​​放生会という儀式は功徳を積み、罪や業を解消するために、生き物を放つ神事であり、宇佐神宮、石清水八幡宮で行われているのが有名です。捕まえた魚、鳥、亀などを山、野、池、水に法をもって放つことにより、病気災難をまぬがれ、長寿、延命を祈願したものです。洗足池弁財天例大祭では、宮司様の祭儀により、鳥を空に放つ「放鳥の儀」と魚を池に放つ「放魚の儀」が行われます。

●天茶供養(あまちゃくよう)

天茶は四月八日の花祭りにお釈迦様に注いでご供養させていただくことでよく知られていますが、この天茶を池にまいて御供養をさせていただくのが例大祭の「天茶供養」であります。天茶は、飲むことで血行がよくなります。また、ご先祖様をはじめとする御霊は、この天茶の御供養を受けられることにより悩める御霊も安霊成仏され、私たちを大きく守護下さるというすばらしい功徳があります。この天茶を洗足池にまくことで池に棲む鳥獣虫魚樹木草の万物に感謝の誠を捧げ、水辺で遊ぶ人達の安全とこの地を訪れる方々のご多幸をお祈りして「般若心経」を唱えて御供養をさせていただきます。

bottom of page